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更年期症状 耳鳴りについて

静かな状況で、耳のなかで「サー」「キーン」といった音を感じて不快に感じたり、急に立ち上がった際にクラクラして耳に違和感を感じたりという症状が、更年期を迎えてから出るようになったという人も多いもの。原因や適切な対策を知ることで、日々の生活をできるだけ快適に過ごせるよう、ヒントを見つけてください!

更年期になると女性ホルモンの分泌量が減少することから、耳鳴りなどの症状も起こりやすくなると言われています。更年期が原因の場合の耳鳴りは比較的軽い症状とされており、数時間でおさまる場合がほとんどのようです。耳のなかで「キーン⚡️」と音を感じるという人が多く、また、めまいと合わせて耳鳴りがおきる場合もあるようです。

更年期症状による耳鳴りは、更年期(45〜55歳)を過ぎれば自然に治まる場合がほとんどです。しかし、症状が精神的な苦痛となり、不安や不眠などの症状が出ることもあります。

過労や心労によるストレスが、睡眠不足にもつながるため、自律神経のバランスが乱れて、さらに症状を悪化させる可能性があります。ただでさえ更年期は、周りの環境が変化しやすい時期にぶつかる女性がほとんどです。子どもや親の問題など、不安や悩み、心配事が原因で耳鳴り症状を引き起こす場合もあるので、思い当たる人は多い症状と言えるでしょう。

更年期症状 耳鳴りが起こる原因

更年期の耳鳴りが起こる原因としては、女性ホルモンの分泌量減少によるゆらぎ、そして過労や心労によるストレスもあります。更年期を迎えると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少することで、自律神経のバランスが乱れやすくなります。その乱れにより感覚器官が影響を受け、めまいや耳鳴りなどの症状が起こりやすくなると言われています。また、加齢による感覚器官の不調も耳鳴りの原因に。難聴などにより音が聴こえにくくなると、脳は音の不足を補う目的で、本来ない音を作り出してしまうため、耳の中で「キーン⚡️」などの音となり、耳鳴りとして発生するという仕組みのようです。

耳鳴りは更年期によるものではない場合もあるため、症状で確認することが必要です。例えば、耳鳴りにめまいが伴うような場合は、メニエール病や突発性難聴の可能性があります。

メニエール病は、聴覚障害(難聴や耳鳴りなど)を伴うめまい発作を繰り返す疾患であり、耳鳴りなどの聴覚症状を伴う断続的なめまいが数分から数時間続く症状で、発症の原因はよくわかっていません。

突発性難聴は、突然耳が聞こえにくくなる疾患で40〜60代の働き盛りに多い症状で、こちらも発症の原因はよくわかっていないと言われています。まったく音が聞こえなくなったり、高音のみ聞こえにくくなるなど、人によって症状は様々。症状の特徴としては、耳が詰まったように感じる「耳閉感」や、耳鳴り、めまいなどを伴う場合もあります。

メニエール病、突発性難聴ともに、ストレスや過労、睡眠不足があると起こりやすいと言われています。少しでも当てはまり、気になる場合は耳鼻科や心療内科などの医療機関を受診しましょう。

更年期症状 耳鳴り 簡単にできる対処方法

更年期の耳鳴りに対する予防や対策には、精神安定剤などを用いた薬物療法や当帰芍薬散などの漢方薬の服用といったものもありますが、日常生活でできることもいろいろあります。例えば、意識的にリラックスをすることです。リラクゼーション法といって、血圧低下や幸福感を促し、リラクゼーション反応を引き起こすものがあります。身体的な感覚に意識を向ける自己訓練法や、落ち着いて深くゆっくり呼吸することに集中する深呼吸法などあらゆる方法があり、耳鳴り症状や精神的な苦痛を軽くすることに期待できるとされています。短期間では成果が出にくいため、定期的そして頻繁に行うことがおすすめされています。

〈アーユルヴェーダ的 耳鳴りについての緩和に有効だと思われる方法〉*個人的見解

「自律神経を整える」という意味では、呼吸法やヨガ、瞑想などをお勧めいたします。実際、私も「キーーーン」と耳鳴りがあることは今でもありますが、様々な更年期症状が出ていた時よりも回数は少なく、落ち着いています。そして、アーユルヴェーダ的にも、これをやったら治った!というものはありません😅

「アヌタイラ」という点鼻のオイルがあり、それは眼精疲労や耳鼻咽喉系統の不調によく効きます。仰向けで寝た状態で、片鼻ずつ 鼻中にこのアヌタイラを2.3滴入れて、喉の方へ伝ってきたら、口からそっと出します。もちろん飲んでしまっても問題はありません。

これは突発性難聴の方にも有効でしたので、あまりにも耳鳴りが頻発して気になる、という方は試してみるのも良いかと思います。

「アヌタイラ」で検索すると、個人輸入できるサイトがいくつか出てきます。(目薬のような形とサイズです。Amazonでは大きいサイズのものがありました)

こんな感じ ↓

新鮮でバランスの取れた美味しい食事をとり、幸福感を高めよう!

耳鳴りは、女性ホルモンの分泌量低下によるものだけでなく、塩分の摂りすぎによる血圧の高さも原因とされています(塩は相当量取らないと血圧に影響を及ぼさないという説もありますが)塩味を控える食事にするだけでなく、牡蠣🦪やあさり、鯖🐟などから摂取できるビタミンB12や、納豆や豆乳などの大豆食品から摂取できる大豆イソフラボンの摂取も推奨されています。醤油や味噌といった大豆製品🫘にもイソフラボンは含まれますが、これらは塩分の多い食品なので注意しましょう。

塩分量だけでなく、これを機会に毎日の食事バランスを考えてみるのも良いでしょう。毎日の食事をバランスよく、新鮮なものを適量美味しくいただくことは、何より幸福感💖をもたらせ、自律神経を整えてくれることとなるでしょう😊

arkakiranahアルカキラナ アーユルヴェーダセラピストMaki