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ハーブシリーズ(17)  オレガノ

日本では、主にイタリアンなど料理に使われるイメージが強いオレガノ。ミント科のハーブ🌿で、西洋では古くから頭痛やリウマチ(筋肉の痙攣)、生理痛などを和らげる薬草として重用されてきました。スパイシーな香りが特徴で、神経過敏になった時に気持ちの高ぶり抑えたり、ストレス緩和にも役立ちます。

 オレガノには強壮作用があり、胃腸の調子を整えて消化を促します。また、呼吸器系の不調を和らげたり、抗菌・殺菌作用もあるとされています。酸化を防ぐ成分を豊富に含み、老化防止や免疫機能の強化に寄与するとも言われています。オレガノはビタミンC・ビタミンEなどのビタミン類を多く含みます。さらに、フレッシュなオレガノにはマンガン・鉄分・カルシウムなど他にも多くのミネラル成分が含まれ、豊富な栄養素が身体の代謝機能を高めるとされています。

オレガノオイルは、欧米では「天然の抗生剤」といわれるほど、日頃から風邪予防🤧のアイテムとして一般的に使われています。

 オレガノの使い方としては、料理に入れる(肉や魚の臭い消しにもなるくらい香りはあっても、味に主張がないため様々な料理に合わせやすい!)ほか、水や茶にオレガノオイルを混ぜて、ハーブウォーター・ハーブティー☕️として飲用するのもおすすめです。飲むことで、生理痛や腹部膨満感、消化管の不快感を緩和することが期待できるでしょう。また、ハーブティーをうがいに使うと、茶葉が持つ抗菌作用と相まって、喉のケアや咳を鎮める効果も期待できます。乾燥したオレガノを、ポプリにすることもおすすめです。靴などの中に入れておけば抗菌作用が期待でき、枕に入れておくと安眠効果🥱が期待できます。入浴剤代わりにお風呂に入れて使うのも良いでしょう。

 ⚠️オレガノは成分的に神経刺激と皮膚刺激の可能性があるため、原液そのままで使うことは控えましょう。特に敏感肌の人、妊娠中、2歳以下の子どもへの使用は避けます。また、食用でも大量摂取すると胃痛や吐き気を引き起こす場合があるため、適量を心掛けましょう。

〜上手にハーブを使って、快く美しい毎日を〜 arkakiranah