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ハーブシリーズ(20) ローズヒップ 

暑い日々が続くと気温の高さだけでなく、日差しの強さも気がかりですよね。日焼けによるシミやソバカス、乾燥、それに伴うかゆみなどは肌の大敵です。その対策に活躍してくれるハーブが、ローズヒップです。

 ローズヒップは、「ローザ・カニーナ」という品種のバラの実の”偽果”と呼ばれる部分から種子や白毛を取り除いたもので、ビタミンC、Eなどを豊富に含みます。なんと、ビタミンCはレモンの20~40倍!肌を酸化から守り、メラニン色素の生成を抑え、シミ予防に導きます。さらに、コラーゲン生成にも関係することで、肌の弾力を保つ役割も。ローズヒップから作られたオイルには、リノレン酸とリノール酸が含まれます。リノレン酸は健康な肌を維持し、リノール酸は肌の乾燥を防ぎ柔軟にしてくれる成分です。また、ローズヒップは他にも、抵抗力を高めるため、風邪予防や貧血の予防、また眼精疲労の緩和や喉の渇きにも有効とされています。

 少しとろみがあり、ほんのりした甘みと程よい酸味で飲みやすいとされるため、ハーブティとして楽しまれることが多いハーブと言われています。酸味が苦手な人は、はちみつやシロップなどの甘みを少し加えたり、ジャムにしたり、お菓子に混ぜたりして摂取しても良いでしょう。肌の抗酸化対策のためにビタミンCを摂りたいものの、「食べ物からでは摂取が難しい」また、「サプリメントなどから摂ることに抵抗がある」という人は1日3回、食後にローズヒップハーブティを飲むことはおすすめ。ただし、長期間飲み続けたり、一度に過剰に摂取してしまうとお腹を下すことがあるので注意が必要です。便秘解消には役立つ可能性があるため、自分の体質や状態をよく見ながら上手に生活に取りいれると良いですね。

 まずは、夏に受けたダメージを肌が感じる季節の変わり目に飲んでみるのも良いでしょう。ハイビスカスのハーブティーとブレンドすることで、美白や美肌の効果が期待できるため、さらに美しさに磨きをかけたい場合おすすめです。

〜上手にハーブを使って、快く美しい毎日を〜 arkakiranah