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更年期症状 かゆみ・しっしん について
更年期症状 かゆみ・しっしん について
体のあちこちにかゆみを感じる、しっしんが出ることが多くなった、というのは更年期を迎えると起こりやすい症状の一つとされています。やみくもに掻くわけにもいかず、かといってかゆみ止め薬を塗ることが正しいのか、そしてそれが更年期によるものなのかがわかりにくい症状の一つでもあります。原因や適切な対策を知ることで、日々の生活をできるだけ快適に過ごせるよう、ヒントを見つけてください!
更年期になると女性ホルモンが減少することに伴い、心身のあらゆるところに様々な症状が出ますが、皮膚にも現れます。肌が乾燥し、皮膚が敏感になることで、今までは平気だった衣類や化粧品がチクチク、ピリピリと感じたり。ヤケドを負ったりぶつけたり虫に刺されたわけではないのに、急にかぶれたり しっしんが起きたりします。
症状が目立ちやすいのは、肩、脇、腕、腰、太ももといった皮脂腺が少なく乾燥しやすい部位。中でも特にデリケートゾーンは、もともと繊細で乾きやすく傷つきやすい部位のため、特に更年期以降はうるおいが足りず乾燥が進行していき気になる女性がとても多いと言われています。
私の場合は、更年期症状として湿疹がでました!湿疹に赤みなどはなく、鳥肌が立った時のような感じで色はついていないけど、少しボツボツしているようなものでした。そしてとてもかゆい😱
その出方が面白くて、まず右腕の肘から手首まで出ます。1週間くらい出てかゆい!!なんだろう?湿疹なのだろうけど、今まで経験したものと違うな〜と思っていると、すっかりその場所からはしっしんが消え、次に肩から肘まで出る、また1週間くらい出ると消え、左腕へ…これを繰り返して、顔、首、背中以外の全てに移動しながらしっしんが出て終了〜という状態でした😅(おつかれさん💧)
もちろん、最初の箇所に出た段階で皮膚科へ行き(とにかく痒いのでね💦)痒み止め(塗り薬)はもらいました。内服薬が出たかどうかは覚えていません。しかしこれも、更年期症状だったのですね〜。
更年期障害 かゆみ・しっしんが起こる原因
体のあらゆる部位に存在して、あらゆる機能の維持に役立っている女性ホルモンのエストロゲン。そのエストロゲンは、体を覆う皮膚にも存在しており、皮膚細胞の増殖を促してターンオーバーを促進したり、
皮膚の水分保持に関わるセラミド(細胞間脂質)やコラーゲン、ヒアルロン酸の合成をする役割もあります。
皮膚にとって重要な働きをするエストロゲンが、更年期に入り減少すると、皮膚の水分保持機能が低下することで乾燥しやすくなってしまうのです。
デリケートゾーンにも影響が大きく、エストロゲンの分泌量に左右されるおりものは減少し、膣内を酸性に保つグリコーゲンという成分も減少します。そうすると膣の自浄作用が低下するため、細菌感染や炎症に弱くなってしまい、かゆみやかぶれが起こりやすくなってしまうと言われているのです。粘膜部分だけでなくVIOと言われるその周りの部位まで、下着・ナプキン・パンティライナーなどが直接当たってしまうことで擦れてしまいます。体の表面と違い、安易に触ったり掻いたりできない部位なのでなおさら悩む女性は多いものです。
更年期に限ったことではなく、そもそも加齢により皮脂や汗の分泌量自体、急激に低下していきます。皮脂は皮膚を柔らかくしたり、皮膚表面での水分蒸発を防ぐ働きがあるため、皮脂・汗の減少によって皮膚は硬く乾燥しやすくなってしまいます。そのため「エストロゲンが低下すると肌の水分を保つ成分が作られにくくなり」、さらに「加齢により皮脂や汗が減少する」という二重の状況になってしまうことから、更年期に入ると常に皮膚が乾燥しやすくなるのです。肌が乾燥すると、皮膚を守るバリア機能を低下させ、外部の刺激を受けやすくなるため、今までは何ともなかった衣類や化粧品、ホコリなどでも、かゆみや湿疹が起きてしまう事もあります。
更年期障害 かゆみ・しっしん 簡単にできる対処方法
乾燥からくる“かゆみ”の場合、アーユルヴェーダ的な対処法としてはなんと言っても“オイルマッサージ”です!
アーユルヴェーダ専用のオイルが手に入れば、それに越したことはありませんが、なくても大丈夫👍
太白の白ごま油を*キュアリングして乾燥した部分に塗り入れます。マッサージするように少し圧力を加えて。
*メーカーはどこのでも大丈夫だと思います。この写真は、九鬼産業 九鬼太白純正胡麻油 600g
お風呂上がりに全身ケアすれば、“かさかさ”から、つるっとした潤いのあるお肌になりますよ〜✨もちろん、お顔にも使用できます(ごま油にアレルギーがない限り)セサミオイルは、メイクを落としもできますし、化粧水をつけた後の保湿にも使え、一石二鳥です🦆🦆
乾燥からくる“かゆみ”の場合は、これで改善されると思います。もし、湿疹が出ている場合はオイルを塗るのはやめておきましょう。湿疹の場合は皮膚科で適切な塗り薬等を処方してもらうのが一番かと思います。その際に、更年期症状かもしれない旨も医師へ伝えると良いでしょう。
*キュアリングの方法(Yoga Fullさんのサイトより抜粋)
1:白ごま油を鍋に入れ、弱火で温める。
2:白ごま油が90度になったら火からおろし自然に冷ます。110℃まで上がらないように気をつける。
3:保存瓶に移し、しっかり蓋をして完成。冷暗所で保存し2ヶ月を目安に使い切る。
また、アルカキラナでは、上質なセサミオイルに奇跡の果実アムラ(ビタミンC、ポリフェノールが豊富)と、抗酸化作用抜群のモリンガを入れた保湿オイル 「akモイスチャーオイル#11」を販売しております。メイク落とし、保湿、両方に使用でき、お顔から全身に使用できます。こちらもぜひお試しください!
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寒い時期は熱いお風呂に浸かりたくなりますが、温度の高い熱すぎるお湯はかえって皮膚の皮脂や水分が取られてしまい乾燥の悪化原因になるので要注意です。また長時間の入浴♨️は避け、長くても10分程度に。40℃以上の熱い湯船には浸からないことをおすすめします。そしてバスタオルでの拭き過ぎも、摩擦で皮膚を傷めてしまうので注意しましょう。
また、冬だからとUVケアを怠りがちな人もいますが、季節問わず紫外線☀️は降り注いでいます。紫外線は皮膚のバリア機能を低下させ乾燥を招く原因にもなるので、冬に曇っている日も 日焼け止めを塗るなど紫外線対策はしっかり行いましょう。
夜眠れないほどのかゆみや湿疹は、”皮脂欠乏性湿疹”という症状にまで至っている可能性があり、その場合は食事やスキンケアを工夫するだけでは治らないため、早めに皮膚科に受診して適切な治療を受けることが大切です。
できるだけ体の中から肌を守る意識を
かゆみ止めの薬もさまざまありますが、できるだけ頼りたくない人がほとんどでしょう。そのためには、まずかゆみやしっしんの出にくい状態の体をつくる意識を持つことが大切です。乾燥から守るために保湿メインのスキンケアをしたり、体にはボディクリームやオイルを塗るなど皮膚への保湿を外から行うのももちろん大事ですが、さらにインナーケアもしっかり行うことが特に更年期では大切と言えます。更年期を迎えたことで体の中で作られにくくなった栄養素を補うことで、肌のかゆみやしっしんの予防や改善に役立てましょう。
特に健康な皮膚を保つために大事とされる、コラーゲン、ビタミンC・A・B2・B6を意識的に摂取することがおすすめ。また、大豆に含まれるイソフラボンは腸内で「エクオール」という成分に変わり女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをするとも言われるので、更年期に減りやすくなるこの栄養素を補うために大豆製品を併せて取る事もおすすめです。*しかし、大豆を摂っても「エクオール」に変換しない体質の人も女性全体の役50%います。私もその1人👩 気になる人は、こちらのキットで検査できます。また、大豆イソフラボンからエクオールに変換できない人は、エクオール自体をサプリメントタイプで摂取することもできますよ)
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より乾燥しやすい冬は、バランスの良い食事と保湿ケアをいつもより重点的に意識して、そしてなによりもストレスを溜めないことが、更年期時症状全般、かゆみやしっしんを起きにくい体にしてくれます😀
arkakiranah アーユルヴェーダセラピストMaki