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更年期障害 関節痛 原因と対処法は?

関節痛も更年期症状の一つです。女性ホルモンであるエストロゲンの減少が更年期時の関節痛が起こる原因となります。関節痛だけでなく「痛み」というのは、生活の質を低下させる不愉快な症状なので、まず痛みが出ないように予防することが大事です。アーユルヴェーダ体質診断で、ある程度の傾向と対策は考えられますので、アーユルヴェーダセラピストにご相談ください。

更年期障害 関節痛の症状

更年期の症状の中で、「急にやってくる!」と言えば、関節痛もその一つです。私の場合、最初は数日間なんだか体の動きが鈍いなと思っていたら、次の日には全身の関節が痛い!という感じでした。一気に全身の関節が軋む感じで、まるで油の切れたロボットになったようで、「ギーギーキシキシ」という音が体から聞こえてきそうで、動くたびに骨と骨の間の軟骨が減っているような感覚を味わうのでした。よく高齢になると、朝起きると体のどこかが必ず痛い、と聞いたことがありましたが、まさにこのことか!と実感しました。

「手足のしびれ」のコラムの際にもお伝えしましたが、関節の痛みだけでなく、関節が腫れたり、変形したりする場合もあるようです。第一関節に異変が起こることを「ヘバーデン結節」、第二関節に起こることを「ブシャール結節」といいます。 結節というのは骨のコブだそうですが、水ぶくれのような症状が出る人もいるようです。「関節リウマチ」に症状が似ているので、見分けがつきにくいと言います。

異変を感じたら、専門医を受診しましょう。この関節痛や変形に関わらず、更年期障害の症状は、他の疾患と症状が似ていて見分けがつきにくい症状が多いです。自己判断せずに、まず専門医を受診、相談して病気なのか、更年期の症状なのかを判断してから処置や対処して行くことが重要となりますね。内科、婦人科、整形外科などで検査や診断ができます。「更年期関節痛外来」という診療科を設けているところもありますので、チェックしてみましょう!

更年期障害 関節痛が起こる原因

更年期時の関節痛が起こる原因としては、女性ホルモンであるエストロゲンの減少によって、関節を支えている軟骨や筋肉が衰える、関節内の水分減少し、更に血液の循環が悪くなるなどのことによって関節痛が起こるといわれています。本当に女性ホルモンって大切ですね。減少すると、ありとあらゆる症状が出てきます。トホホ…😢

加齢によっても、当然軟骨や筋肉が衰えてきますが、軟骨や椎間板のようなクッション的役割を果たす部分、あるいは体の中の内膜すべては女性ホルモンがあることによって保たれ潤っていると体感しています。ですから、女性の場合は加齢に加えて更年期による女性ホルモンの減少が、拍車をかけて体の中の「潤い」や「弾力」を一気に削ぎ落としていく!というのが実体験した感想です。

アーユルヴェーダ的にはワータ体質の人は特に関節痛が発症しやすいと考えます。
ワータ体質とは、体格は華奢で髪や顔や目、鼻などの作りが小さく、肌が乾燥しやすい、多く食べる時と食べない時の差がある、冷え性などの特徴がある人です。この体質の人ではなくても、加齢や更年期というのは、「動く・乾燥する・冷たい・安定しない」などの働きがあるワータという風のエネルギーが増えて、ワータ性の症状である痛みや乾燥などが出やすくなります。関節痛もその一つです。

更年期障害 関節痛への対処法は?

関節痛の対処法としては、まず関節はもちろんのこと、体全体を温めることです。外側からも内側からも温めます。薄着はせずに、冷房などの対策をしましょう。お風呂は湯船にゆっくり浸かって、気持ちもリラックスさせます。バスソルトなどを使うと、より温まりますね。

そして内側からは、飲食に気をつけましょう。冷たいものを連続して摂らないようにしましょう。関節を温めるのにカルシウムや、血行促進のためにビタミンB群、ビタミンC・Eを摂るように心がけましょう。

また、アーユルヴェーダ的観点から言いますと、ギー、セサミオイル、オリーブオイルや亜麻仁オイルなどのオイルを食事に取り入れて体の乾燥を防ぎましょう。セサミオイルでのボディマッサージも必須です。アーユルヴェーダのマッサージオイルには、関節痛の原因になる増えるワータのエネルギーを鎮静させ、痛みを緩和させるものがあります。ナーラーヤナタイラ、クシーラバラータイラがおすすめです。個人輸入もできますので、この名前で検索してみてくださいね。アーユルヴェーダのオイルがなくても太白胡麻油を*キュアリングしてから、マッサージオイルとして使用しても大丈夫です。とにかく体を温めて、オイルで滋養をつけていきましょう。

*キュアリング 太白胡麻油1本を鍋に移し弱火であたためます。静かにかき混ぜながら、110℃程度になったところで火を消しそのまま30分ほど冷まします。あら熱がとれたら、遮光瓶などに入れ、冷暗所で保存しましょう。
冷蔵庫には入れないでください

関節痛になる前に入浴とオイルマッサージケアで予防しよう!

関節痛だけでなく「痛み」というのは、生活の質を低下させる不愉快な症状です。ですから、まず痛みが出ないように予防することが先決ですね。それには、入浴で体を温め、セサミオイルマッサージで体に滋養をつけ、乾燥を防ぎます。これだけでも、関節痛などの痛み予防には非常に効果的です。

しかしそれでも、関節痛が出てしまった時におすすめするのは、アーユルヴェーダオイル(ナーラーヤナタイラ・クシーラバラータイラ)でのマッサージケア、サプリメントはシャタバリなど。そしてコンドロイチンです。コンドロイチンは動物性のタンパク質なので、ビーガンの人などは摂取したくないということもあると思いますが、野菜中心の食事をする人やビーガンの人は、動物性のタンパク質が足りていないので、コンドロイチンが効くということもあるようです。実は私も、「コンドロイチンなんか効かないよ〜」なんていう噂を聞いていましたが、試してみたら3日ほどで痛みや関節のギシギシ感がなくなりました。

このように、対処法の効き目は人によって千差万別です。試して確認して行くしかありません。アーユルヴェーダ体質診断などで、ある程度の傾向と対策は考えられますので、アーユルヴェーダ体質カウンセリングでご相談ください。実体験しているアーユルヴェーダセラピストが(私のことです 笑)真摯にご相談賜ります!(^o^)

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