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ハーブシリーズ(14) ギムネマ

Gurmar medicinal plant, Fresh leaves of herb

ギムネマは、インドや東南アジア原産のギムネマ・シルヴェストリエという熱帯植物で、「砂糖を破壊する」という意味を持ちます。ほんのり苦味があり、ウッディな香りが口中に広がるのが特徴のハーブ🌿です。

 ギムネマといえば、ギムネマ茶☕️が有名ですね。このギムネマ茶は、2000年以上も前からという長い歴史の中で、アーユルヴェーダでも糖尿病治療のために処方されてきました。今では一般的にも、ダイエットサポートや糖尿病予防に日頃から用いられているお茶となりました。

 ギムネマ茶には、口にすると「甘味を感知できなくする」🫨という特性があり、この性質は空腹感を抑制して甘い食べ物への誘惑を避ける助けとなるため、特に糖質制限ダイエットをしている人にとっては有利といえます。これは、ギムネマ酸の甘味物質が舌の味蕾と結びつくのを妨げ、1~2分で甘味を感じなくさせて、回復には1時間以上かかるという作用によるもの。この特異性によって、甘い物への食欲を減らす効果をもたらすのです。また、ギムネマは食事後の血糖値上昇を緩やかにする効果もあるとされています。ギムネマ酸は小腸からの糖分吸収を抑制し、血糖値の急激な上昇を防具ことでインスリン分泌も少なくなり、膵臓への負担が減少します。これが糖尿病の改善にも関係しています。さらに、吸収されずに残った食物は食物繊維のような働きをするため、便秘解消にもつながると言われています。

 その他の効果として、ギムネマ酸は脂肪の吸収を阻害することでの体重管理に役立つだけでなく、むし歯菌によるグルカン合成を抑えるため🦷、口腔内の健康維持にも貢献します。

 こうして舌と腸に働きかけるため、ギムネマ茶はダイエット効果への期待から、健康管理に役立てる飲料としてもポピュラーになっていきました。バランス良い食事や適度な運動なども合わせ、上手に生活に取り入れましょう☝️

〜上手にハーブを使って、快く美しい毎日を✨〜arkakiranah