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更年期症状しびれについて

作業したあと手のしびれがしばらく取れない…、体にしびれを感じるようになった気がする、肌の表面に痛みを感じる…。更年期症状の一つにも、このような「しびれやヒリヒリ感がある」ということがあり、その声はよく聞きます。今回は、しびれがおきてしまう原因やしくみについて、またおすすめの対処法についてお伝えします。日々の生活をできるだけ快適に過ごせるよう、ヒントを見つけてください!

手足がしびれる、手足の感覚が鈍くなった気がする、皮膚の表面がピリピリ感じる、自らの意思と関係なく手や指が動いてしまうなど。

これらの症状には、更年期を迎えると閉経や卵巣機能の低下を伴い、エストロゲンという女性ホルモンが不足すると血流を調節している自律神経が影響を受け、血の巡りが悪くなって手足がしびれる場合があると考えられています。

特に卵胞ホルモンは女性の健康や美容を支えるために非常に重要な役割を担っているので、分泌による保護を受けられなくなった体が受けるダメージは大きく、自律神経や筋肉量・骨量の減少、皮膚の乾燥などの変化が起こり、心身ともに不調が増えていってしまうのです。

腱と腱鞘のあいだに炎症が生じることにより、しびれるような痛みや腫れ、熱感があらわれる「腱鞘炎」。

腱や腱鞘に起こる炎症や腫れにより、正中神経が圧迫されることが原因だと考えられている、親指から薬指にかけてしびれや痛みが出る「手根管症候群」。

これらなどが、更年期に現れるしびれ症状としてはよく挙げられています。よく使う手指にしびれや痛みが出るのは、困りますよね…。

私の場合は夜寝る前に手がしびれました✋自覚症状として、熱感や痛みなどはなく、ただ手の指がしびれるというものでした。寝ようとベッドに入ると“じ〜〜〜ん”と手の指がしびれます。片手の時もあれば両手同時の場合もあり、特に中指と薬指が痺れました。

就寝前だったので、しびれた時に手を使って何か作業するようなことはなかったので、しびれを伴いながら物を持った時どうなるかは分かりませんでしたが、「手が震える」状態とは違うのなので、もしその時に何か物を持ったとしても、落としてしまうということはなかったと思います。私の場合は痺れが起きても「あ〜また痺れたる〜気持ち悪い感覚だな〜」と思っているうちに寝てしまうので、どのくらいの間痺れていたかは定かではありませんが、短い時は10分くらいで痺れはなくなりました。それが半年くらい続いたかと記憶しています。

更年期障害 しびれが起こる原因

女性ホルモンであるエストロゲンが減少することで皮膚が薄くなり、乾燥しやすくなります。さらに、刺激に敏感になった皮膚がしびれを感じやすくなるともいわれています。そのため更年期症状の一つに挙げられますが、しびれを感じる時に更年期症状を疑うのは、病気によって生じているものではないことが前提です。

原因が不明🤔❓な場合は、まず受診することが大切です。しびれは脳の病気や頚椎の損傷などに関連して起こることもありますので、まずは検査をしてどこにも異常がなく、しびれが起きることが続くような場合には、更年期症状かもしれません。

更年期症状は多くの女性が経験しますが、程度やあらわれ方には個人差があり、問題なく対応できる場合もあれば日常生活に支障が出るほど悪化したり、別の症状が出てしまうなど二次被害に遭うこともあります。適切な対処をしていれば症状は軽くなる場合も多く、対策をしていなければ悪化するケースも。だからこそ、「年齢だから仕方がない」と自己判断せず、少しでも軽くなるよう日々できることから対策をしていきましょう。

アーユルヴェーダの体質でいえば、元々VATA(ワータ・風の質)が高い人は、しびれが出る可能性が高いです。しかし私などはVATAの質が高くなくても症状としてでましたので😅一概にはいえません。更年期は皆VATAの質が高くなります。いつも以上に体を冷やさないように注意して、上質な油性のもの(ごま油・オリーブオイル・亜麻仁油など)を摂ってVATAの質を下げていきましょう!💪

更年期障害 しびれ 簡単にできる対処方法

〈アーユルヴェーダ的 しびれの緩和に有効だと思われる方法〉

しびれの不快感を抑えたい場合は、血行を良くする為に、しびれている部分をマッサージしたり、体を動かすようにしましょう。アーユルヴェーダでは関節痛や麻痺のケアにも使われる、「ナーラーヤナタイラ」または「マハナーラーヤナタイラ」と呼ばれるオイルを用いるのが良いでしょう。

(オイルは個人輸入もできるので調べてみてね!)なければ、太白ごま油を湯煎して使用してもOKよ👌

このオイルを温めて、患部に塗ってやさしくマッサージするのがおすすめです。自律神経からきているという観点でいうと、更年期で自律神経が乱れる場合はホルモンが減ってしまうことが原因なので、女性ホルモンに働きかけることが大切です。そのために毎日手軽にできることは、インナーケアです。毎日でも良いですが特に不調時に飲んで欲しい飲み物としては、女性ホルモンに働きかける効果を持つ、シャタバリティーがおすすめです。この「シャタバリ」は、サプリメントで摂ることも可能です。しかし最近は、アーユルヴェーダのサプリメントもたくさん出ているので、中には粗悪なものも含まれているようですので、きちんと出どころや農薬使用についての表記があるかどうかなど、安心して購入できるものかをよく確かめてから摂取することをおすすめします。

アーユルヴェーダと直接関連はありませんが、シャタバリを探すのが難しい場合は大豆由来(植物性)の女性ホルモンサプリなどを代用するのも良いかと思います。また、しびれの症状には、血液の流れをよくするビタミンEや血管を丈夫に保つビタミンCを摂取することが望ましいので、それらを含むバランスの良い食事を心がけましょう。

まずはリラックスして生活を!

しびれに問わず、更年期の症状は女性ホルモンが作用することで、自律神経に関係するものです。しびれの症状に気をとられると、その気がかり自体がストレスや疲れ、QOLの低下の原因にもなってしまいます。

まずは、自分の状態を知ることから。疲れていたら、休む😴。これが大事です。それを意識する上で大切にしたいのは、「良質な睡眠をとること」を目指すことです。自分が好きで安らぐ香りや音楽♪をつけるなどして、リラックスする時間を持つことも有効です。改善策を探しながら痛みの緩和を目指しつつも、気にしすぎずに、うまく付き合って、そして自分自身をいたわる無理しない日々を過ごすようにしましょう!

特にこの「しびれ」は、時間が経てばなくなる症状ですのでね😊

アーユルヴェーダセラピストMaki