News / Works

ハーブシリーズ(1)  ローズマリー

ローズマリーは、スープや肉料理などに用いる植物、また香りの名前として耳にすることも多いと思います。現代でも多く用いられ、愛されているハーブの一つであるローズマリーは、古くから” 体の疲れをいやし、活力と若さを保つ強壮ハーブ”として重用されています。和名は「万年郎」と呼ばれ、永遠の青年を意味することから名付けられたと言われています。原産は地中海沿岸とされ、乾燥や日差しに強く、小さなしずく型の花をつけ、ローズマリーの学名には「海のしずく」という意味があります。

ローズマリーに含まれるロスマリン酸は強力な抗酸化成分を持ち、若さを保つのに役立つということが近年の研究でもわかっています。抗酸化作用のほか、消化促進、血行促進にも作用すると言われるため、胃の不調時やむくみがある時などに取り入れるのも◎。血液循環を促進し、代謝を活発にして、心身の活力を高めるので、冷え性にもおすすめです。また、疲れている時や病後に摂ると、回復を早めるとされています。さらに、脳の働きを活性化し、記憶力や集中力を高めるとも言われています。アーユルヴェーダ的にはワータとカパを減らし、ピッタを上げる作用があります。発汗や消毒、月経促進作用もあり、女性度を上げたいときにも良いとされています。手軽に体内へ摂取できるので、ハーブティーがおすすめです。ただし、妊娠中や高血圧の人は長期にわたる常用や多量飲用をしないよう注意しましょう。

ほか、ローズマリーは化粧品やヘアケアアイテム、入浴剤やローションといった、さまざまなアイテムに用いられていますし、香りとして楽しむものも多くあるため、自分に合う形で取り入れやすいハーブです。ローズマリー精油は、フレッシュでクリアなハーブ調の強い香り。香りとしても精神を高揚させる働きがあるので、気分が落ち込みがちな人に向きます。勉強や仕事の合間などのリフレッシュしたいときに香りを楽しむのも良いですね。

〜上手にスパイスを使って、快く美しい毎日を〜 arkakiranah〜