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ハーブシリーズ(2)  ミント

ミントは交配種・雑種と、種類がかなり多く、現在わかっているだけで600種以上はあると言われています。ハーブティーや料理、お菓子など主に食用として使われるのはスペアミントとペパーミントが主流とされています。日本ではどちらも好まれ多用されますが、ヨーロッパではスペアミントが好まれるなど、国地域によっても多少の差があるようです。

よく聞く「スペアミント」と「ペパーミント」ですが、意外とこの2つの違いはよくわからないという人も多いと思います。スペアミントは、ペパーミントより香りが穏やかで甘みがあるのが特徴。また、メントール感が少なく、ペパーミントよりもマイルドなので、子どもや、スースーする感じが苦手な人にも向きます。ティーにする場合、ホットでもアイスでも飲みやすく、ミントティー初心者におすすめされています。

ミントは、胃の消化を促進する役割があり、また腹痛や胃痛をおさえる働きもあるとされています。そのため、飲み過ぎや食べ過ぎ、胃もたれした際などに適しており、特にペパーミントティーを飲むことで、腸内のガスを減らす促しをしてくれるとも言われています。また、ミントに含まれるメントールはリフレッシュ効果ももたらします。メントールの清涼感が中枢神経を刺激して、脳の働きを活性化し、鼻づまりや鼻水、せき、頭痛などを和らげる効果も期待できます。

アーユルヴェーダ的には、ミントはピッタを鎮静する役割があります。体内の粗熱を取ってくれるので、もともとピッタ体質の人、そしてピッタが夏の暑い時により上がってしまった際に鎮めるのにも向きますし、辛いものを食べてピッタが高くなりやすい時などに併せて摂るのもおすすめです。体が冷えやすいワータ、カパの人は摂取のしすぎには注意が必要で、ミントの清涼感を取り入れるなら、夏場の暑い時がおすすめです。

〜上手にスパイスを使って、快く美しい毎日を〜 arkakiranah〜