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更年期障害 めまい

更年期障害 めまい とはどんなもの?その症状や原因、対処法をご紹介しています。

「昨日まで普通に過ごしていたのに、次の朝起きた瞬間に“私”が変身してしまったような感覚」

体やメンタルに、今まで経験したことがないような症状が次々と起こり、更年期の症状と分かったのは9年前。

今回は、更年期症状“めまい”のお話。“めまい”は、一歩間違えれば大怪我や事故に。心身ともに自分を守ることがポイントです。

めまいの症状について

「これが更年期の症状なのだ!」と分かったのは、46歳の時でした(現在55歳)体やメンタルに、今までには経験したことがないような症状が次々と起こり、「なんだこりゃ〜!?もしかするとこれが“更年期障害”?」と思い、調べ始めたのです。なぜか入院しなければならないほどの重篤な病気かもしれないとは思わなかったのね💦 野性の感…笑

ある日、本屋さんに入ったら 漫画家 槇村さとる先生の「ホルモンがわかると一生楽しい」に出会う。学生の頃、槇村先生の漫画が大好きだったので、表紙に懐かしいタッチの絵が描かれているその本に引き寄せられたのです。そして本の帯には「更年期障害を乗り切るために、漫画家 槇村さとるはホルモンを知る旅に出る!」と書かれていました。「これ、更年期障害の本…」

更年期障害は、女性ホルモンのエストロゲンが減少することで起こる様々な不調のことであることは知っていたので、本のタイトルもすぐに理解できた。通常は生理の周期が不安定になってきたり、出血量がとても多かったり、非常に少なかったりと安定しなくなってくることが多いので、このようなことから閉経に近づいていることを予兆できるのですが、私の場合は40歳の時、子宮全摘出の手術をしていて(この話はまた別の機会に)それ以来生理がなかった為、閉経を予兆することができなかったのです。まさに、昨日まで普通に過ごしていたのに、次の朝起きた瞬間に“私”が変身してしまったような感覚だったのでした。

本のページをめくると、それはまさに私と同じ症状を訴える先生の姿!「やっぱり私、更年期なんだ…」そう実感した瞬間でした。

症状は様々で、耳鳴り、蕁麻疹、全身の痒み、体重増加、血圧上昇、動悸、記憶力の低下、腰痛(繰り返すぎっくり腰)、関節の痛み、手足のしびれ、顔のシミ(肝斑)、しわ、くすみ、自律神経が乱れ、感情の起伏が激しくなり、落ち込みやすく自己否定感が強くなりました。そして「めまい」です。

学生の頃、よく朝礼で立ちくらみで倒れてしまう女子がいましたが(貧血が原因のことが多い)私は経験がなく、いわゆる「目が回る〜」という「回転めまい」は経験したことがありませんでした。その後も、ドラマのシーンで出てくるような、女性が はらほろひれはれ〜 とめまいを起こして倒れる瞬間に、どこかのイケメンが体をキャッチしてくれる💖というような憧れの体験はなかったので、今回が人生で“初めまい”でした。(わ〜い、パチパチパチパチ👏👏👏👏 !!?)

私の「めまい」はいつも夜にだけに起こりました。日中症状が出ないのは仕事をしているから、要は気が張っているからだという説がありますが、定かではありません。私も日中仕事をして、帰って食事の支度、食事を済ませ、入浴し、就寝というルーティーンだったのですが、なぜかベッドに入ろうと思うと「天井がまわる〜」という感じでめまいを引き起こしました。この自分の体が回転しているかのようなめまいは、自分の体をコントロールできなくなります。倒れる過程で「どこかにつかまらなきゃっ!」とは思うものの、それがうまくできないのでどこかに頭をぶつけたり、倒れた時にケガをしたりするという心配があるのです。

幸い私の場合は、夜、就寝前にしか発症しなかったので、ベッドに倒れ込みケガをすることはありませんでした。ベッドに倒れ込んだ後は、ず〜と天井が回っている状態。見ていると今度は気持ち悪くなってくるので目をつぶるのですが、これが目をつぶっても回っている感覚は続き、どうにも気持ち悪いのです。嘔吐するほどではありませんでしたが、そうなる人もいるでしょう。この症状は1回5分程度で治まり、 1日おきくらいに起こり、期間は半年くらい続きました。自然に発症する回数が減っていって、半年後には1度も起こらないくらいに自然治癒で改善されていきました。

めまいがひどい人の場合は、日常生活を送るのが非常に困難になっていきます。家の中でも階段が上がれないという方がいらっしゃいました。

めまいが起こる原因

通常、更年期障害の症状に限定しないで「めまいが起こる原因」についてまとめてみましょう。

めまいの種類についてです。

  • 回転性めまい←コレ、私が体験した めまいです!


私が感じた「天井や壁、または自分自身がグルグル回っている感覚」の めまいです。耳の奥にある内耳の三半規管(平衡感覚を司る規管)の障害によるものです。しかし、更年期の場合のめまいは、非前庭性めまいに分類されます。これは三半規管の異常ではなく、女性ホルモンのバランスが崩れて自律神経が乱れるために、引き起こされます。また、加齢に伴う変化、ストレスなどの精神的要因などもめまいの原因になります。

その他のめまいの種類として、

  • 浮動(動揺)性めまい

  これは「頭がぼーっとして体がフラフラして浮いているような感覚、地に足がついていないような感覚」 の めまい。

  • 中間型めまい

  回転性めまいと、浮動(動揺)性めまいのどちらにも当てはまるような場合のめまい。

  • 目の前が暗くなる

 「目の前が真っ暗に…」というセリフを聞いたことがあると思いますが、まさにそのような状態で、急に立ち上がったり、ずっと同じ姿勢をしたりした後に動くと、スーっと目の前が暗くなって(または白くなって)、クラクラっとして意識が遠のく感覚のものです。

更年期の場合のめまいは、女性ホルモンの急激な減少による自律神経の乱れによるものなので、心配することはありませんが、原因疾患のある めまいの場合もあるので、年齢が更年期とされる年齢だからといって、「更年期のせい」と自己判断しない方が良いですね。もしかすると、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、メニエール病、前庭神経炎などが原因の場合もあるようですので、症状が重い、複数回起こるような場合は特に、医療機関を受診しましょう。

”めまいが起きたときの対処法”

どんな種類のめまいでも、自分の意志で体を動かせず倒れてしまいますので、周りに人がいるときは瞬時に異変に気が付き、その人の体を支える必要があります。一人の場合はそうはいきませんので倒れてしまうことになるのですが、経験上、瞬間的に意識がなくなるわけではないので、クラッとし始めた時に、すぐしゃがんだり、座ったり、何かにつかまるなどできれば幸いです。

更年期が原因のめまいの場合は、めまいそのものも生活の障害となりますが、めまいが起きた時にどこかに体をぶつけてしまう(特に頭)、階段から落ちてしまう、などの二次的な事故を防ぐようにすることが大切だと思います。私の場合は、幸いにも就寝前だけに起きたので、すぐにベッド方向へ体を倒してケガをすることはありませんでしたが、めまいが発症してからは、外を歩くときは道路の端を歩き、エスカレーターや階段を使うときは必ず手すりにつかまる、などを心がけました。この小さな心がけが、自分を守り、大きな事故を起こさないポイントにもなるのです。「ちょっとふらっとするだけだから」と安易に考えないで、自分を守ってあげてくださいね!

めまいが起きた その場でできる対処法がいくつかありましたので、抜粋しておきます。
自分ではなくても、周りでこのような人がいたら助け合いましょう。

・めまいの種類に関わらず、まずは安静にする

・その場で座るか、横になって、頭の位置を低くする

・脱水している場合もあるので、適量の水分を飲む

・目に光が入らないようにする(部屋の中なら明かりを消す)

・音楽やテレビを消して耳への刺激をなくし、静かにする

アーユルヴェーダの予防法・対処法

アーユルヴェーダでは、更年期はワータという「動く・冷える・乾燥する」というエネルギーが増大して不調が起こると考えます。動き過ぎは自律神経を乱しますし、年齢を重ねるほどワータのエネルギーは増えると考えられているので、それも理由の一つです。また、「更年期性めまい」もこの動くエネルギーのバランスを保つことが重要と考えます。

では予防法ですが、このエネルギーを鎮静するためにワータの性質と反対の行動や食事をすると良いのです。

・「動く」の反対「休む」です。よく休養をとりましょう。静かな場所で瞑想するのも良いでしょう。

・「冷える」の反対「温める」です。湯船に浸かって、薄着をせずに体を温め、食事も温かくて消化の良いものにします。

・「乾燥する」の反対「潤す」です。セサミオイルによるボディマッサージをして、体に滋養と保湿をしましょう。

<アーユルヴェーダ的おすすめのサプリメント シャタバリ>

 滋養強壮・抗酸化作用のあるハーブです。「めまい」だけに特化して効果のあるものではなく、

更年期症状全般を緩和させるものです。 

 更年期症状の他にも生理不順やPMS、胸焼けにも効果があり、母乳が出やすくなるとも言われてい

ます。

色々なタイプがありますが、錠剤とお茶をおすすめします。

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https://www.unidru.com/products/himalaya-shatavari

お茶でもあります!

Pukka motherkind pregnacy

https://www.mylohas.net/2017/12/066659shatavari.html

「更年期性めまい」は「休んで〜」というサイン

更年期症状の中でも、「めまい」は日常生活をも不安定にさせる症状。「目が回る〜〜〜」というのは「動きを止めて」というサインだと思います。今まで忙しく動いてきた(脳も体も)自分を休ませてあげましょう。目を閉じて、ゆっくり深呼吸。「よく頑張ったね〜目が回るまで、よく働きました。少し休憩しましょう」そう自分を褒めてあげて。

アルカキラナでは、アーユルヴェーダ的体質カウンセリングを行なっています。更年期のさまざまな症状への緩和アドバイスや、本来の体質傾向から、あなたに合った食事や生活のリズムなどもご相談に乗っております。体質別に更年期の症状が違う傾向もあります。

まずはご自分の体質診断からスタート。

パーソナルカウンセリング 体験カウンセリング

arkakiranah アーユルヴェーダセラピスト Maki

引用・参照・参考一覧

・命の母A 小林製薬https://www.kobayashi.co.jp/brand/inochinohaha/hahaa/kounenki/dizzy.html

・一般社団法人 日本精神神経学会https://www.neurologyjp.org/public/disease/memai_detail.html

・おかもと頭痛めまいクリニックhttps://www.okamoto-oc.com/dizzy-approach/