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スパイスシリーズ(12)
ジンジャー

食べ物には身体を温める食べ物と冷やす食べ物がありますが、身体を温める食べ物の代表選手はジンジャー(生姜)ですね。身体を温める食べ物の共通点は、地面の下にできる野菜で冬が旬の野菜であり、黒い色・赤い色・オレンジ色をしているのが特徴です。食品の食性は陽性食品になります。(そのほかの食性は、体を温めも冷やしもしない間性食品、体を冷やす陰性食品と言われてます)

アーユルヴェーダでは、「普遍的な薬(ヴィシュワべサージュ)」と言って、すべてのドーシャによい生姜ですが、ピッタを増加させるのでピッタ体質の方は量を加減した方が良いでしょう。乾燥と生ともに消化を促す作用があり、循環を促し、凝血を溶かし心臓発作を予防。風邪、咳、息切れの常備薬として家庭には欠かせないスパイスです。生の生姜は、水分に富んで刺激性は少なく、粉の方が強くて鋭い作用を持つため、ピッタが悪化している人には生の方が適しています。腸内ガスを消散させ、冷えによる月経時の腹痛や関節痛にも効果的です。〈引用:体に効く!アーユルヴェーダカフェ 著作 上馬塲和夫 料理 香取薫〉

美容や健康のためにたくさん食べてと思われるかもしれませんが、食べ過ぎには注意してください。1日の適量目安は、スライスの場合、6〜7枚ほど、重さにして5g程度です。生姜の蜂蜜漬けや、砂糖がまぶしてある乾燥生姜は、つい食べ過ぎてしますので注意しましょう。生の生姜の場合、1日10gぐらいです。生姜に限りませんが、毎日摂取していて不調がある場合は、医師に相談するようにしてください。

〈しょうがくず湯〉

材料
・くず粉 大さじ1
・しょうが すりおろし10g
・黒砂糖 小さじ1
・水 200ml

作り方
①ボウルにくず粉と水100mlを入れてくず粉をよく溶かす
②鍋に①を茶こしでこしながら入れ、黒砂糖を加えてよく混ぜる
③鍋に残りの水(100ml)を加えて火にかけ、とろみがついてきたらコップに注ぎ、しょうがを加えて混ぜ合わせる

〜上手にスパイスを使って、快く美しい毎日を〜 arkakiranah